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【韓国永住権】社会統合プログラム5段階!講義の様子と受講した感想

韓国永住権取得への第一歩である「社会統合プログラム」5段階の受講が終わりました〜!なかなか大変でしたが、今思えばあっという間でした。

この記事では、社会統合プログラム5段階のオンライン講義の様子と受講した感想をまとめようと思います。

夜間オンラインコースを受講

まず、私の受講状況を説明するとこんな感じ。

  • TOPIK連携申請
  • 5段階からスタート
  • オンライン講義
  • 夜間5週間コース(土曜6時間・月曜4時間)

社会統合プログラムには、オフラインコースとオンラインコースがありますが、現在はコロナの感染予防のためオンラインのみになっているようです(私は元々オンライン希望だったので、講義の選択肢が増えてよかった)。

5段階は全50時間なのですが、5週間(土曜6時間・月曜4時間)で終わらせるというハードスケジュールでした。講義スケジュールはさまざまなので、自分の生活スタイルに合わせて選ぶことができます。

どうしてこんなスケジュールを選んだかというと、この講義を履修すればギリギリ今年最後の総合評価(最終試験)の申請に間に合うから。これを逃せば次は2月…!勢いで全て終わらせたかったというわけです。

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5段階の講義内容

  1. 社会1(8課)
  2. 社会2(4課)
  3. 文化(7課)
  4. 政治(5課)
  5. 経済(5課)
  6. 法律(7課)
  7. 歴史(7課)
  8. 地理(7課)

社会統合プログラム5段階は、このように8つの章(全50課)で構成されています。こうして見るとわかると思いますが、社会科のような感じです。

1〜4段階までは初中級の韓国語の授業なので、5段階では高級韓国語を学ぶのだと思いがちですが、韓国語の授業は一切ありません。韓国語で韓国の社会科の授業を受けるようなイメージです。

本人確認と講義の録画

最初の講義で本人確認がありました。代理出席を防ぐため、画面に外国人登録証を映し(もちろん番号は隠して)顔写真と見比べる形で。

それと出入国・外国人庁が講義の様子を確認するため(先生がちゃんと講義をしているか、生徒がちゃんと講義を聞いているか)1ヶ月に2回(1回50分)講義の様子が録画されました。けっこうしっかりしていますね。

遅刻・欠席は計10時間まで

社会統合プログラム5段階の最低出席時間は40時間です(先生によるという話も)。遅刻を含め、欠席は10時間まで許されています。自分の出席状況は【사회통합정보망】のマイページから確認可能です。

オンライン講義の場合、出退席時間はシステム上で管理されます。全てデータとして残ってしまうので、少しの遅刻であっても先生が見逃してくれるということはありません。オンライン講義はその点少し厳しいですね。

途中でトイレに行ったり子供のお世話をしに行ったりする人たちも「すぐ戻ってきます」と言って一度退出して入り直していました。

一度退席してしまうと早退扱いになってしまうので、休憩中も接続はしたまま。画面も音声もオフにできるので、特に不便はありませんでした。

講義のスピードと流れ

50時間で50課を終わらせないといけないので、講義は1時間1課のペースで進んでいきます。1章が終わるごとに練習問題を解く時間があったので、1時間1課以上進むこともありました。

教科書は1課4ページで構成されていて、最後の1ページには内容のまとめと練習問題が載っています。私たちが発言するのは、順番に(指されて)まとめを音読するときと、質問があるときくらいでした。

あとは完全に受け身です。全員がマイクをオンにしていると音が反響してしまうので、基本的に先生以外はマイクオフ。指されたとき、質問があるとき、退出するときにのみオンにして発言するような感じでした。

講義は教科書に沿って進みます。先生が教科書のPDFを画面に共有してくれて、内容を説明してくれます。流れは教科書の通りでしたが、ただ読むだけでなく私たちにわかりやすいように説明してくれました。

5段階の内容と総合評価を熟知している先生だったので、過去に出題された部分などがあると必ず強調して、そして繰り返し教えてくれました。

りこりあ
りこりあ
基本的にこれの繰り返しです!

この講義のよかった点

個人的によかったなと思ったのは、先生が教科書のPDFに事前にチェックを入れてくれていたこと(私たちは説明を聞きながら自分の教科書に線を引く、理解できなくてもとりあえず線を引いておく)。

重要な部分を可視化してくれていたので、講義中に聞き逃しがあっても、あとからしっかり理解し直すことができて助かりました。

オンライン講義の便利さを感じたのは、ネットを活用できるところです。文章だけではイメージが湧きにくいことも、先生がその場で検索して写真や動画を共有してくれて、理解するのにとても役立ちました。

1章が終わるごとにオリジナルの練習問題も解かせてくれました。オンライン講義なので、カトクでPDFを送ってもらい、それを見ながら解答(番号選択)して写真を撮り、採点してもらい、全員に解説というスタイル。

りこりあ
りこりあ
PDFでもらえたので、テスト対策で大活躍してくれました!

こちらの記事でも書きましたが、私のクラスは通常「50分講義+10分休み」のところ「100分講義+20分休み」にアレンジされていました。

1日6時間なんて大丈夫かな…と心配していたのですが、この時間配分のおかげか、意外とあっという間に終わりました。休憩時間とのメリハリがついているので、講義にもしっかり集中できたように思います。

この講義の惜しい点

全体的にはとても満足しているのですが、強いて言うなら作文対策と口述試験対策をもう少ししてもらえればよかったかな…と思います。

講義内で作文練習があったのは一度だけ。先生がまずお手本(作文ルールや構成などを説明)を見せてくれて、自分たちも同じお題で書き、写真を撮って送り、添削してもらうというような感じでした。

まあでも、教科書を終わらせるだけでもギリギリの時間数なので仕方ないとは思います。それで先生も講義外での添削を受け付けてくれていました。

口述試験の練習は一度もありませんでした。その代わり、口述試験に出やすい部分や出題形式などは教えてもらえたので、韓国人夫を相手に練習しました。これも講義の時間が限られているので、仕方ない部分なんですけどね。

それから、オンライン講義なので他の生徒との交流が一切ないのも残念な点ではあります。オフラインだったら友達を作る機会もあったのかな…と。

韓国語力はどのくらい必要?

社会統合プログラム5段階は「韓国語の授業」ではなく「韓国語で韓国の社会科を学ぶ授業」なので、韓国語ができる前提で進められます。

TOPIK連携申請で5段階に配属されるのが4級以上なので、4級〜6級の人たちが一緒に講義を受けているような感じ。私のクラスには20人の生徒がいましたが、韓国語力にはかなりバラつきがあるように思えました。

先生は他の段階(韓国語授業)も担当していることもあり、私たちが理解しやすいよう正しい文法・はっきりとした発音でわかりやすく説明してくれます。外国人が苦手とする部分もわかっているので、難しい発音変化や単語、文法もそのときそのとき取り上げて解説してくれました。

それでも中上級(TOPIK4級くらい)の人には難しかったようで、途中で「ついていけません」と言い出す人もいました。

私の感覚では、TOPIK6級レベルだと全然ついていけます。ただ、内容理解には問題なくても量が多いので覚えるのはなかなか大変です。

りこりあ
りこりあ
その都度復習するのがベスト!

政治・経済・法律・歴史など難しそうな分野もありますが、そこまで深く掘り下げられていないので、なんとなく知っている(聞いたことがある)ものも多く、意外とスッと理解することができました。

日本と共通しているものも多く「あ〜日本にもこういう制度あるな」とか「昔これ習ったな」と思うことが多々ありましたし、重要ワードには漢字語が多いので、日本人にとってはそこまで難しくはありません。

それと、韓国の名節(旧正月・秋夕)や家族・親戚間の呼称なんかは試験によく出るらしいのですが、これがまたややこしくて苦戦する人が多いんだそうです。その点、結婚移民は経験がある分理解しやすいなと感じました。

もし韓国語での講義に不安があるのなら、予習してから受講することをおすすめします。講義は容赦なくどんどん進んでいくので、わからない単語を調べておくだけでもかなり役に立つと思います!

生徒たちの受講態度

この講義は、永住権や帰化のために仕方なく受けている人がほとんどです。なぜなら法の改定により、永住権申請や帰化申請にこの講義の履修証と総合評価(講義履修後に受験可)の合格証が必要となったからです。

無料の講義だし、受けたくて受けているわけではないし、やる気がない人も多いだろうなと思っていたんですね(語学堂のときのイメージから)。でも、意外と(と言ったら失礼ですが)みんな真面目で少し驚きました。

最低出席時間の40時間を過ぎても出席率は下がらなかったし、遅刻や早退はしても丸1日欠席する人はほとんどいませんでした。半分以上の生徒が無遅刻無欠席の皆勤だったと思います。

受講した感想

りこりあ
りこりあ
個人的には大満足です!!

完全に受け身の講義でしたが、参加型の講義が苦手な私にはそれが合っていました。参加型が好きな人にとっては少し物足りないかもしれませんが…!

内容も面白いです。私の韓国生活もじきに5年目に突入しようとしていますが、知らないことだらけだったんだな…と気づかされました。韓国社会について改めて勉強する機会なんてなかなかないですもんね。

韓国社会の常識や豆知識を知れた他、韓国人がどういう教育を受けてきたのか、韓国の国民性がどのような歴史に由来しているのかなども知れて、夫や周りの韓国人に対する理解も深まったように思います。

それから、曖昧にしか知らなかった韓国の文化を詳しく知れて「あれはそういうことだったのか」と納得できる部分も多くありました。

私が受講前に心配していたのが「歴史」の章です。韓国の歴史に日本は欠かせません。日本人生徒がいるのにあからさまに日本を悪く言う先生もいると聞いたことがあったので、この章に入る前は少し憂鬱でした。

でも本当にいい先生で、植民地時代の説明をするときも「〜だったそうです」「〜とこの教科書には書いてあります」というように主観的な表現を避けてくれました。ここで先生の主観が入ると悲しいですもんね。

「竹島問題や慰安婦問題などで日韓関係が悪化することもある」という内容が出たときも、それだけで終わらせず「ですが、経済的・文化的交流は盛んに行われています」と肯定的な内容を付け加えてくれたり。

りこりあ
りこりあ
小さな配慮がすごくありがたかったです!

本当にいい先生で、講義最終日には生徒たちから拍手が巻き起こりました。ネットで名前を出すのはあれなので、京畿グローバルセンター所属の女性の先生ということだけお伝えしておきます。笑

永住権取得のために仕方なく受講した講義でしたが、講義内容も面白くとても有意義な時間でした。試験を抜きにしても、韓国で生活していくのなら受講して損はないと思います!!

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